運営委員プロフィール
茅 陽一
役職
地球環境産業技術研究機構(RITE) 理事長
出身国
日本
経歴:
- 2011-
- 地球環境産業技術研究機構 理事長
- 1998-2011
- 地球環境産業技術研究機構 副理事長兼研究所長
- 1995-
- 慶應義塾大学 教授
- 1978-1995
- 東京大学 教授
- 1964-1978
- 東京大学 助教授
- 1963-1964
- マサチューセッツ工科大学 講師
専門分野:
エネルギーおよび環境分野におけるシステム・エンジニアリング。
国連(ESCAP)が世界の将来産業分析に用いるFUGIモデルを含め、世界経済および環境に関するモデルを複数開発。近年は気候変動の分野に注力しており、同氏が開発したCO2排出の要因分析に関する簡単な公式は、茅恒等式として世界中で知られている。
サリー・ベンソン
役職
- スタンフォード大学 教授
出身国
米国
経歴:
- 2007-現在
- スタンフォード大学
- 1978-2007
-
米ローレンス・バークレイ国立研究所(LBNL)において、地球科学部門ディレクター、
エネルギー科学部門アソシエート・ディレクター、オペレーションズ副ディレクターなどを歴任。
専門分野:
地下水学、油層工学、大深度地下形成における地質学的CO2貯蔵、将来の低エネルギー化技術、正味エネルギー分析(産出エネルギー量とエネルギー生産のための投入エネルギー量を比較し、生産プロセスにおける全体エネルギー効率を定量化)。
ジョーグ・エルドマン
役職
ベルリン工科大学 教授
出身国
ドイツ
経歴:
- 2009
- 国際エネルギー経済学会(IAEE) 理事長
- 2000
- 有限会社Prognoseforum 創業者
- 1995-
- ベルリン工科大学エネルギー技術研究所のエネルギーシステム教授
- 1982-1995
- スイス連邦チューリッヒ工科大学経済研究センターの博士研究者および准教授
専門分野:
エネルギー市場のモデリングと予測、エネルギー市場改革、エネルギー取引、投資戦略、資金調達とリスク管理、燃料電池やバッテリー式電気自動車などの新エネルギー技術の市場参入を含むエネルギー経済。エネルギー革新とエネルギー技術に応用される進化経済。
エイヤ・リイタ・コーホラ
役職
元欧州議会メンバー
出身国
フィンランド
経歴:
- 2016-
- 欧州経済社会評議会(ブリュッセル)産業変化諮問委員会(CCMI)委員
- 2015-
- 清華大学 清華・ブルッキングス公共政策研究センター(北京)客員シニアフェロー
- 2015-
- EU情勢に関する専門家委員会メンバーおよび顧問
- 1999-2014
- 欧州議会議員として、環境委員会、エネルギー・産業委員会、域内市場委員会で様々な役職と職責を歴任。
- 2006-2010
- 穏健党副議長
- 1996-1999
- フリーのジャーナリストとして数々のラジオやテレビ番組に出演。またコラムニストとして数誌に寄稿。
- 1993-1996
- フィンランド教会援助基金の開発教育およびプレス担当者。
専門分野:
京都議定書およびEUの気候変動パフォーマンスに関する博士論文で環境政治学博士号取得。排出量取引、廃棄物とエネルギー、エコデザイン、EU法、オーフス条約。
黒田 玲子
役職
国連事務総長科学諮問委員会 委員
東京理科大学研究推進機構総合研究院 教授
東京大学 名誉教授
出身国
日本
経歴:
- 2012-
- 東京理科大学研究推進機構総合研究院教授・東京大学名誉教授
- 1992 – 2012
- 東京大学大学院総合文化研究科教授
- 1986 - 1992
- 同上助教授
- 1985 - 1986
- 英国癌研究所研究院・ロンドン大学キングスカレッジ非常勤講師
- 1981 - 1985
- 英国ロンドン大学キングスカレッジ生物物理学科リサーチフェロー・オナラリーレクチュラー
- 1975 - 1981
- 英国ロンドン大学キングスカレッジ化学科リサーチアソシエイト
専門分野:
化学者・生物学者。物質世界では分子から結晶へ、生物界では遺伝子から生物個体へ、ミクロとマクロの世界のつながりを、キラリティー(左右非対称性)を介して探っている。科学技術政策(元ICSU副会長、現国連事務総長科学諮問会議委員)、社会の中の科学(東京大学大学院副専攻科学技術インタープリターコース創設)にもかかわる。
リチャード・レスター
役職
マサチューセッツ工科大学 副学部長
出身国
米国
経歴:
- 2015-
- マサチューセッツ工科大学 副学部長
- 2009-2015
- マサチューセッツ工科大学 原子力科学・工学部長
- 2009-
- マサチューセッツ工科大学 日本鉄鋼業界寄付講座教授
- 1992-2010
- マサチューセッツ工科大学 産業パフォーマンスセンター所長
- 1990-
- マサチューセッツ工科大学 原子力科学・工学部教授
専門分野:
イノベーション管理および政策。地方、地域、全国的イノベーションシステム。エネルギーシステム、原子力技術のイノベーション、管理、制御。全米アカデミーズ科学技術経済政策評議会会長。
アジャイ・マスール
役職
インド・エネルギー資源研究所(TERI)所長
出身国
インド
経歴:
エネルギー資源研究所(TERI)所長および気候変動に関する首相諮問機関委員を兼任。
2006年から2016年2月までインド政府のエネルギー効率局長を務め、電化製品のスターラベリング制度、省エネビル基準、エネルギー多消費型産業を対象とした省エネルギー達成認証制度(PAT)を打ち出して、家庭、オフィス、工場におけるエネルギー効率化を推進。
1986年から2000年にかけてTERIに所属し、その後ワシントンDCで世界銀行の気候変動チームを指揮。スズロン・エナジー・リミテッド社長および緑の気候基金(GCF)の臨時事務局責任者を務めた経験もある。
インドにおける気候変動交渉の第一人者であり、2015年の国連気候変動パリ会議ではインドのスポークスマンを務める。気候変動に対する技術的アプローチの専門家として国際的に活躍。最近、エネルギー移行委員会(ETC)の共同議長として産業界、金融界、シンクタンクのリーダーから成る国際グループに参加。今後はこの委員会を通して、気候にやさしいエネルギーの未来を拓くために、企業および各国に指針を与えてゆく。
専門分野:
エネルギー消費のパターンと傾向
気候変動政策
持続可能な開発政策
バリー・ムーサ
役職
元南アフリカ共和国環境・観光大臣
出身国
南アフリカ
経歴:
南アフリカ、ヨハネスブルグ生まれ。過去に南アフリカ自由化運動に参加。ネルソン・マンデラの側近として和解交渉に尽力するとともに、アフリカ民族会議(ANC)交渉官として活躍。南アフリカ共和国憲法の起草に貢献。
憲法整備相としてマンデラ大統領を支えた後、ムベキ政権の下で環境相を務める。
2004年、ビジネス界に転身し、現在はアングロアメリカン・プラチナム・アンド・サン・インターナショナル会長およびLereko Metierサステナブル・キャピタルファンドのパートナー。
現世界自然保護基金(南ア)会長。長年にわたり気候変動交渉をにおいて非公式な調整役を担ってきた。
過去に国際自然保護連合(IUCN)事務局長、国連持続可能な開発委員会委員長を歴任。
ネボイシァ・ナキチェノヴィッチ
役職
国際応用システム分析研究所(IIASA)副所長
出身国
オーストリア
経歴:
- 2016-現在
- 技術促進メカニズム(TFM)支援のための国連10メンバーグループ 委員
- 2016-現在
- 2050年の世界(TWI2050) 事務局長
- 2009-2016
- ドイツ連邦政府地球気候変動諮問委員会(WBGU) 委員
- 2012-2016
- グローバルカーボンプロジェクト(GCP) 共同議長
- 2005-2012
- 全球エネルギー評価の全ディレクターのための、持続可能開発に関する国連事務総長のハイレベルテクニカルグループ メンバー
- 2005-2012
- グローバルエネルギーアセスメン(GEA) ディレクター
- 2001-2005
- 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次評価報告書と第2次評価報告書の統括執筆責任者および、第5次評価報告書と第3次評価報告書の主執筆者。ミレニアム生態系評価の統括執筆責任者。
- 1997-2000
- 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) 排出シナリオに関する特別報告書の統括執筆責任者。
所属する諮問委員会多数、科学雑誌8誌の編集委員を務める。
専門分野:
技術変化、経済発展、気候変動対策の長期的パターン。とりわけ、エネルギー、モビリティ、情報・コミュニケーション技術を専門とする。
デービッド・サンダロー
役職
元米国エネルギー省(DOE)次官
コロンビア大学世界エネルギー政策センター 創立フェロー
出身国
米国
経歴:
- 2009-2013
- 米国エネルギー省エネルギー担当次官および政策国際関係担当次官補
- 2005-2008
- クリントン・グローバル・イニシアティブ エネルギー・気候作業部会議長
- 2003-2008
- ブルッキングス研究所 上席研究員
- 1999-2001
- 米国務省 海洋・環境・科学担当次官補
- 1994-1998
- 米ホワイトハウス職員
専門分野:
エネルギーと気候政策
イスマイル・セラゲルディン
役職
アレキサンドリア図書館長
出身国
エジプト
経歴:
- 2010-2011
- コレージュ・ド・フランス教授Savoirs contre pauvreté 国際議長
- ワーヘニンゲン大学(オランダ)の特別教授
- アフリカ・バイオテクノロジーパネルの共同議長(カレストス・ジュマと共に)
- 2005-2006
- 国連事務総長によるイニシアティブ、「文明の同盟」に関するハイレベルグループメンバー
- 2002-2004
- 科学・技術における能力開発のインターアカデミーカウンシルパネル 共同議長
- 1998-2002
- 青少年雇用サミット(YES)キャンペーン 議長
- 世界銀行 特別顧問
- 2000/2001
- カイロアメリカン大学 特別客員教授
- 1998-2000
- 21世紀にむけた世界水委員会 議長
- 発展途上国における科学アカデミー(TWAS) 副議長
- 1996-2000
- グローバルウォーターパートナーシップ(GWP) 委員長
- 1995-2000
- マイクロファイナンス・プログラムの貧困層支援協議グループ(CGAP) 議長
- 1994-2000
- 国際農業研究協議グループ(CGIAR) 議長
- 1992-2000
- 2000年7月まで世界銀行副総裁(1992年10月-1998年3月環境・社会・持続可能開発担当、1998年3月-2000年7月特別プログラム)
専門分野
バイオテクノロジー、農村開発、持続可能性、社会における科学の価値。カイロ大学工学科理学士号、ハーバード大学修士号および博士号を取得。30以上の名誉博士号を授与される。
バーツラフ・シュミル
役職
マニトバ大学 特別名誉教授
出身国
カナダ
経歴:
エネルギー、環境変化、人口変動、食糧生産、栄養、技術革新、リスク評価、公共政策の分野で学際的研究に従事。研究テーマに関する著作は40冊、論文は500本近くにのぼる。マニトバ大学名誉特別教授。カナダ王立協会(科学アカデミー)フェロー。2010年、Foreign Policy誌により世界の思想家トップ100人に選出。2013年、カナダ勲章メンバー。2015年、そのエネルギー研究に対してOPEC研究賞が授与される。米国やEUの数多くの研究所および国際機関で顧問を務める。これまでに米国、カナダ、ヨーロッパ、アジア、アフリカの400以上の会議およびワークショップに講演者として招待されるとともに、北米、ヨーロッパ、東アジアの多くの大学で講義を行う。
専門分野:
エネルギーに関する学際的研究
エネルギー分析
エネルギー政策
エネルギーと環境
化石燃料
再生可能エネルギー
歴史の中のエネルギー
技術の進歩の歴史
エネルギーと食糧生産
世界の生物地球化学的循環
田中 伸男
役職
公益財団法人 笹川平和財団 理事長
元国際エネルギー機関 (IEA) 事務局長
出身国
日本
経歴:
1972年東京大学経済学部経済学科卒業、1973年通商産業省入省。1986年大臣官房秘書課長補佐。1987年資源エネルギー庁企画官。1989年経済協力開発機構科学技術工業局次長、同局長を経て、1995年産業政策局産業資金課長。1997年通商政策局総務課長。1998年外務省在アメリカ合衆国日本大使館公使。2000年経済産業研究所副所長。2002年通商政策局通商機構部長。2004年経済協力機構(OECD)科学技術産業局長を経て、2007年9月より国際エネルギー機関(IEA)事務局長。現職は東京大学公共政策大学院 客員教授、笹川平和財団 理事長。専門分野:
エネルギー安全保障、通商交渉、国際機関
ローレンス・トゥビアナ
役職
パリ政治学院 教授
コロンビア大学 教授
出身国
フランス
経歴:
- 2012
- フランス政府よりエネルギー移行に関する国家運営委員会に指名
- 1997-2002
- リオネル・ジョスパン首相の環境問題に関する上席顧問
フランス経済分析諮問委員会のメンバー、フランス国立農学研究所(INRA)の研究ディレクター
専門分野:
環境、開発、国際問題に関する記事および著書多数。
安井 至
役職
製品評価技術基盤機構(NITE) 名誉顧問
東京大学 名誉教授
出身国
日本
経歴:
- 2005-
- 東京大学 名誉教授
- 2003-2007
- 国際連合大学 名誉副学長
- 1990-2003
- 東京大学生産技術研究所 教授
- 1979
- 東京大学生産技術研究所 助教授
- 1973
- 東京大学助手
専門分野:
先進国における考え方や社会システムを含め、20年から30年以内に一人当たりCO2排出量を削減するための新たな技術や方法論に関心を持つ。また、先進国と発展途上国の協力方法についても関心を持つ。
- 領域:
- CO2削減技術、ライフサイクルアセスメント、リスク評価、リスクコミュニケーション、化学物質管理